デルはコロケーション経由でベアメタルクラウドを提供

アンディ・パトリツィオ著、Network World |

Andy Patrizio は、カリフォルニア州オレンジ郡に拠点を置くフリーランスのテクノロジーライターです。彼は、Tom's Guide to Wired から Dr. Dobbs Journal まで、さまざまな出版物に執筆しています。

デルとコロケーションサービスプロバイダーである Cyxtera との間の新たな契約により、企業は Cyxtera 施設でのベアメタル導入のためにデルの PowerEdge インフラストラクチャにアクセスできるようになります。

「ベアメタル」クラウドサービスは、ソフトウェアがロードされていないハードウェアを入手できることを意味します。通常、クラウドサービスプロバイダーは、オペレーティングシステム (通常は Linux) と付随するインフラストラクチャを提供します。ベアメタルでは、CPU コア、メモリ、ネットワーク、ストレージのみが提供されますが、OS は提供されません。独自の環境を提供します。

この契約により、企業は、企業の既存のオンプレミスインフラストラクチャをコロケーション環境に接続するオンデマンドサービスであるCyxteraのエンタープライズベアメタルサービスを通じて、デルのハードウェアを導入できるようになります。

Cyxteraとデルは、Cyxteraの60のデータセンター内の個々のサーバーおよびラックユニットレベルでのコロケーションスペースと電力とともに、コンピューティングインフラストラクチャとネットワーク接続を含むフルスタックインフラストラクチャをサービスとして提供します。

エンタープライズ環境をコロインフラストラクチャに接続することで、組織はクラウドが既存のネットワークに提供する弾力性を活用できます。その目的は、専用のオンプレミスインフラストラクチャの制御、パフォーマンス、セキュリティを維持しながら、ワークロードを展開するときにクラウドのようなエクスペリエンスを実現することです。

デルは自社のサーバーを、ポイントアンドクリックによるプロビジョニングを可能にするシングルテナントのコロケーションキャビネットである Cyxtera SmartCabs と組み合わせます。 Cyxtera SmartCabs は、内蔵の電源とネットワーク接続を提供するだけでなく、Cyxtera の Digital Exchange ネットワークファブリックへのアクセスを提供して、コンピューティングリソースと接続リソースのプロビジョニングを合理化します。

さらに、Cyxtera は、Dell Experience Lab へのアクセスを提供しています。これにより、お客様はコロケーション環境でデルのハードウェアを実際に体験して、テクノロジーがお客様の環境でどのように動作するかを確認できます。

顧客は、CloudFlare や Nvidia などのベンダーからコンピューティング、ストレージ/バックアップ、セキュリティなどのサービスを提供する Cyxtera のクラウドサービスマーケットプレイスにもアクセスできます。

これとは別に、デルは液体冷却のスペシャリストである ZutaCore と、データセンター向けに直接チップ誘電体液体冷却を提供する契約を発表しました。

誘電体とは、水のように電気を通さない液体を指します。通常、それはある種の不凍液またはアルコールベースです。機器の安全性が高まるだけでなく、水冷装置の周囲やサーバー内の残留物の蓄積や腐食も防ぎます。

ZutaCore は、ZutaCore HyperCool と呼ばれる 2 相の沸騰と凝縮のプロセスを使用して、冷却剤を高性能プロセッサーに直接適用し、熱を抽出、分散、再利用します。

ZutaCore と Dell OEM は協力して、Dell PowerEdge サーバーと誘電体液体冷却を組み合わせた完全に統合されたラックソリューションを提供できます。

Dell がこのサポートを必要としているのは、Dell と HPE の両方と比較して Neptune 水冷でリーダー的な地位を占めている Lenovo に比べて、水冷市場で若干遅れをとっているためです。 AI やその他の高性能コンピューティングのニーズに合わせて計算密度が増加するにつれて、液体冷却はますます重要になるため、デルはこれを必要としていました。

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Andy Patrizio は南カリフォルニアを拠点とするフリーのジャーナリストで、20 年間コンピューター業界を取材しており、これまでに所有したすべての x86 PC (ラップトップは除く) を組み立ててきました。

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